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第33回九州・山口スポーツ医・科学研究会

2021.12.09

こんにちは!

12月4日に福岡大学病院で開催されました、第33回九州・山口スポーツ医・科学研究会にリハビリテーション科から理学療法士2名、羽野裕介と新川大輝が参加してきました。第31回研究会以来の参加となります。

今回の主題テーマが「ラグビー」という事で、7人制ラグビー日本代表のチームドクターを務める五反田清和院長をはじめ各先生方、当院スタッフの皆さんのサポートを受け、患者さんの日々の治療経過をまとめて研究してスライドを作成し報告しました。

一般演題の最後に新川が「膝窩筋腱炎を呈した女子ラグビー選手の一症例」で口頭発表しました。

膝窩筋腱炎は診断が難しく、膝関節だけでなく足関節からの姿勢や競技特性、練習環境などを加味しながら評価を行わないといけません。ラグビー選手の早期復帰に向け、多角的に評価し様々な理学療法とトレーニングを実施したことを報告しました。参加者の先生方からも色々な質問やご意見を頂き発表する側もたくさん勉強させていただきました。

主題にて羽野裕介が「筋膜に対する体外衝撃波療法の有効性」で口頭発表しました。
体外衝撃波治療は新しい治療機器で、世界的にも臨床報告は少なく新しいエビデンスが求められています。
今回、ラグビー選手の筋膜に対し体外衝撃波治療を実施した発表を行いました。
筋疲労に対しては、ストレッチやマッサージ、アイシングなど一般に様々な意見がありますが、今回、体外衝撃波治療を筋疲労に対して有効であった事を、今回の学会で報告しました。とても新しい考え方であり、今後のケアの仕方も変わってくるかもしれません。この様なより新しい治療も当院では行っております。
今後も日々臨床で行ったことを外部へと発信していき、病院の発展に貢献していきたいと思います。

リハビリテーション科 理学療法士 新川大輝