12月3日に福岡大学病院で開催されました、第34回九州山口スポーツ医・科学研究会に
整形外科の伊藤医師、リハビリテーション科より理学療法士の羽野・新川が参加してきました。
今回の主題テーマは「コロナ禍と中高年のスポーツ」という事で、伊藤医師は主題で「宗像サニックスブルース最終シーズンでの外傷・障害報告2021-2022」を発表しました。伊藤医師がチームドクターとして関わっていた宗像サニックスブルースは、2022年に廃部となりましたが、選手の一部はうきは市を拠点として活動してるルリーロ福岡という新チームにて活動しており、伊藤医師もチームドクターとして参入をしております。宗像サニックスブルースの2021-2022年はコロナ禍で最終シーズンを迎えることとなりましたが、コロナの蔓延のなかで選手がどのように練習・試合を行いどのような怪我を負ってしまったのかとても詳しく集計されていた内容でした。リハビリスタッフの2名は客席で伊藤医師の発表を聴講していましたが、スタッフや医療チームの方々の大変さやすごさを感じました。
一般演題(疲労骨折)のグループで、羽野PTより「思春期女子アスリートにおける疲労骨折に対しての取り組み」、新川PTより「成長期腰椎分離症の通院離脱に対する取り組み」を発表しました。
思春期や成長期は身体もまだ大人の身体に出来上がっておらず、身体が硬くなりやすかったり、女性では月経周期と運動強度などで骨に対して影響を与えてしまうこともあります。管理栄養士と連携して摂取エネルギー管理をしたり、運動強度を調整したりなど普段のリハビリに加えて出来ることがまだまだあるなと今回、発表にいたり考えさせられました。また、成長期や思春期の学生は、あまり病院に来たくないものです。その中で、患者さんとリハビリスタッフでチェックシートを使いながら、身体の硬い所、筋力の弱い所を共有しながらリハビリを行い、楽しく成長期・思春期のリハビリを行えるような取り組みを行ったことを発表しました。
九州圏内の整形外科の医師や理学療法士も大勢来ておりとても緊張間のある学会でしたが、3名とも終わった途端に緊張もほぐれました。(写真撮影の時だけマスクは外しております)
いろんな先生の発表が聞けて大変為になった学会でした。
リハビリテーション科 新川