こんにちは、看護師の東茉那です。
私は五反田病院で看護師として働くと共に男子セブンズラグビー日本代表のアナリストをしています。
先日、ワールドシリーズ香港大会・シンガポール大会前の沖縄合宿に帯同してきました。
代表選手は大会に向けて、もちろんラグビーの練習をしていきますが、定期的にメンタルトレーニングについての講習も受けています。今回は「プレッシャー」についてでした。試合へのプレッシャーや緊張は個々で大小の違いはありますが、誰もが感じるものです。それをどのように受け止めて、どのように昇華していくかが鍵となっていきます。この講義の中で私が一番印象深く残った言葉がありました。それは「Pressure is a privilege. - プレッシャーは特権である -」です。今回の合宿中は野球のWBCで日本代表が活躍し、世界一を獲りました。日本中の、世界中の注目を浴び、期待されているなか、日本代表選手たちは最高のパフォーマンスを成し遂げました。そのようなことができるのは日々の技術トレーニングだけでしょうか。きっとメンタル面での強化も同時にやっていることでしょう。プレッシャーを受けるということはそれだけ期待されている=特権なのです。だからこそ、それをポジティブに捉え、いいパフォーマンスへのエネルギーに変えていく必要があります。セブンズ代表においても個々がメンタルの変化を味方にすることでチーム全体へ広がり、勝利へと繋がることでしょう。
そして、沖縄合宿が終わり、香港大会、シンガポール大会へ出場しました。シンガポール大会では疲れの蓄積や怪我人も出たりとチーム全体の雰囲気が落ち込んでしまうところでもありましたが、予選プールで見事アイルランドチームに歴史的勝利を納めました!
その後香港チームにも勝ち、自信へと繋がりました。いい結果が残せたり残せなかったりを繰り返していますが、少しずつ右肩上がりになっていることを感じます。オリンピック予選に向けて、いい準備ができるように引き続きサポートをしていきます。