五反田病院

12月 リハビリテーション部 症例検討会2020.12.29

先日、リハビリスタッフとドクターでの12月の症例検討会を行いました。今回のテーマは「異所性骨化」「TKAの新術式を取り入れた症例紹介」についての検討していきました。

異所性骨化とは、本来骨組織が存在しない部位に骨形成が起こる現象のことです。この現象がなぜ起こるのか、起きた場合の治療法などについて、ドクターと議論していきました。
新術式で行った症例の術後の経過を担当理学療法士(PT)から報告がありました。従来の術式では、術後1ヶ月で約6割の患者に膝の伸展制限を認めている。また、術前に比べて膝の伸展筋力も低下しているという報告がありました。そのため、早期から膝の伸展制限の改善、筋力低下の予防を行うために当院では新術式を取り入れて行っています。従来の術式でも当院のアンケートによる満足度調査では約9割の方が手術後の経過に満足されていますが、早期より改善することでリハビリ期間の短縮とさらなる患者満足度の向上に努めていけたらと思います。また、今後は症例数を増やして学会などで報告できたらと考えています。
リハビリテーション部 公門