五反田病院

病棟の食事風景~ソーシャルディスタンス2020.12.19

当院では、病棟ロビーで患者さんたちが揃って食事を摂られています。「まず、身体を起こす、寝たきりにさせない」を、目指してケアを行っています。まず、しっかり目を覚まして頂いた状態でなければ 飲み込みが悪く誤嚥を起こすおそれがあります。 ベットから離れる事で生活にメリハリが出来て昼夜逆転を防ぐことが出来ます。 褥瘡予防にもなります。呼吸、筋運動機能が高まりリハビリ効果が期待できます。そして、「楽しく食事をして頂きたい」との気持ちで職員は患者さんと向き合っています。毎回、限られた人数のスタッフで 患者さんを離床させ 食事の準備をするのは とても大変なことです。病棟スタッフの「離床」に対する思い入れが強いことを思い知らされます。

       
以前は、各テーブルで向き合って話をしながら 微笑ましく食事される姿が見られたのですが 現在では、新型コロナウィルス感染予防のため ロビーでは、定人数でのソーシャルディスタンスを取り入れての食事をされています。少し寂しい気もしますが、患者さんたちの前は、先日 職員が準備したクリスマス仕様のデコレーションスペースになっています。きっと、患者さんたちの目を楽しませてくれていると思います。           外来看護師 金子