最近、流行している「マイコプラズマ肺炎」ですが、皆さんはマイコプラズマ肺炎をどのくらいご存じでしょうか? 新型コロナウイルス感染症やインフルエンザなどを引き起こす「ウイルス」とは異なり、マイコプラズマは細菌の一種で、正式名称は「マイコプラズマ ニューモニエ」です。 呼吸に関係する気管支に感染し、風邪、肺炎、気管支炎などを引き起こします。
マイコプラズマ肺炎と風邪の初期症状はよく似ており、どちらも発熱やだるさ、のどの痛みなどが主ですが、普通の風邪は3日ほどで徐々に回復に向かいます。ですが、マイコプラズマ肺炎は日にちが経つにつれ症状が悪化し「痰を伴わない乾いた咳」が3~4週間ほど続くこともあります。
マイコプラズマは「細菌」、風邪は「ウィルス」、原因菌が異なるため治療法がまったく違ってきます。 初期症状では正確に判定する事は難しいのですが 当院では新たに「マイコプラズマPCR検査」を導入しました。60分ほどで、簡単に正確な検査結果がわかります。早期に区別することで 適切な治療を開始することで早期の症状改善・重症化の予防が可能となります。
咳が治まりにくい、熱が下がっても咳が1週間ほど続いているなどで心配されてる方、ご遠慮なくご相談ください。