日田では毎年7月に開催される祇園祭が26.27日と行われます。 日田祇園祭は夏の風物詩として知られる伝統的な祭りで疫病や風水害を払い、安泰を祈念するものです。 最大の魅力は、なんといっても絢爛豪華な山鉾の巡行です。 隈・竹田地区と豆田地区の町並みを、絢爛豪華な山鉾が祇園囃子の音色と共に巡行する様子が最大の見どころです。
本日20日はJR日田駅前で市内9基の山鉾が一堂に会する集団顔見世が行われます。 夕暮れ時から夜にかけて、提灯をともした山鉾が勢ぞろいし、壮観な光景を見る事ができ 本番とは別の独特な祭りの盛り上がりがあります。その中の「若宮町」の山鉾が五反田病院へ来てくれました。
玄関前には 松葉杖・車椅子の人や点滴が繋がったままの人、看護師に支えられながらも少しでもいいから山鉾を見たい!と思う患者さんたちが待ち構えています。
熱い漢たちと共に山鉾が登場した時「来た!来た!来たよ~」と、歓声が起こり~ 真近に迫って来た頃には みなさん山鉾の迫力に魅入っていました。 同じ町内でなければ ここまで目の前でゆっくり鑑賞することは出来ないものです。 まさにVIP席ですね。
入院してて祇園祭り見物など出来ないと諦めていた方や 祭りがある事も忘れていた方も居られたと思います。実際 患者さんのサポートしていた職員が「患者さんがとても喜んでいた。表情が生き生きしていた。来てくれて良かった!」と言っていました。
お祭りの思い出を持ってみなさん 病室へ戻られましたが 同室の方々で話に花が咲いたのではないでしょうか。
今年は難しくても来年の祇園祭には自分の足で見物へ行けるように 一緒に頑張りましょう! 外来看護師 金子