五反田病院

看護部勉強会「スキンテアと褥瘡(じょくそう)」2025.02.27

看護部、褥瘡委員が主催しての「スキンテアと褥瘡」についての勉強会を行いました。

①褥瘡とは、継続的な圧迫・摩擦によって引き起こされる皮膚およびその下にある組織への損傷で、いわゆる床ずれのことです。②スキンテア(skin tear)とは、高齢者や皮膚が脆弱な方に多く見られる皮膚の損傷で、外的な力によって皮膚が裂けたり、剥がれたりする状態です。

高齢の患者さんの皮膚は、とても脆くスキンテアが発生しやすいと共に褥瘡を起こしやすいリスクも持ち合わせています。褥瘡は一度発生してしまうと患者の苦痛も大きく、治癒に多大な労力と時間を費やすことになるため、予防ケアの重要性を認識し、取り組んでいくことが必要です。

  

今回の勉強会では、褥瘡とスキンテアの違い・予防法、発生後のケアについて学びました。予防には「保湿・保護」が大切であること。毎日のケア~入浴介助・トイレ介助・オムツ交換・介護用具への移乗などを行う際 スタッフが早期に発見し、適切な予防策を取ることで大幅にリスクを低減することが出来ます。 看護部の目標は「褥瘡ケアの充実」です。今後も知識を深めスタッフ全員で取り組んで行きたいと思います。