3月になり、日田市内でも梅の花が咲いており春が近づいているのを感じます。寒さも少しづつ和らいでできていますね。2月末に、定期的に行われている医師とリハビリスタッフによる症例検討会を開催しました。
今回のテーマは、「創傷治癒について」で理学療法士の羽野が発表しました。当院は外傷や人工関節などの術後の患者さんを多く診ます。手術をすると傷は出来ます。術後は、ガーゼやテープなどを傷口に貼っており、それが何の意味があるのか、どう対処するべきかを検討しました。昔の傷の処置は、すぐに消毒液を塗って乾燥させてかさぶた(日田弁:つ)を作るということが一般的でしたが、現代は、”湿らせてかさぶたを作らない”ことが当たり前になっています。創部感染予防の観点からももちろんですが、傷の跡が残ると見た目も悪く、コンプレックスになる事もあります。将来のことも考えきれいな傷を目指しています。また、当院では形成外科もあり、より専門的に傷や皮膚などの治療にも最先端の医療を提供しています。
リハビリテーション科 新川