4月になり日田市内でも桜が満開に咲き誇っています。
さて、3月もリハビリテーション科と整形外科医師での症例検討会が開催されました。
1題目は、「上腕骨骨幹部骨折に伴う、橈骨神経麻痺の治療経験 ~橈骨神経剥離術の見学を活かして~」というテーマで作業療法士の森下が発表しました。
骨折などの外傷の手術を多く行う当院では、稀に術後の合併症として神経症状が見られることがあります。
術後合併症に対する手術療法の説明も詳しくされており、良く考察されていました。
神経麻痺の回復過程や神経・筋に対するアプローチだけではなく、脳に対するアプローチなど最近の知見などを踏まえ発表しており、大変勉強になりました。
もう1題「入院中の睡眠障害について」作業療法士の平川が発表しました。
当院は整形外科の手術後の患者さんのリハビリを多く行います。
術後の患者さんは、痛みや慣れない入院生活で夜間に眠れなかったり、寝返りができないことが多いです。
術後の患者さんにアンケートを取り、「寝返りが出来るか夜間に起きてしまうか」などを調査して出来るだけ、術後の不安を減少できるように何かできることはないかと取り組みを始めました。
今後も、術後の患者さんの不安を取り除けるように、リハビリテーション科一同
患者さんの為に日々勉強し、還元していきたいと思います。
リハビリテーション科 新川