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二次骨折予防を考える会

2023.06.15

6月15日、骨粗鬆症治療の講演会として「二次骨折予防を考える会」が開催されました。準備された椅子はすべて埋まり多くの参加者が来られていました。 開会・閉会の辞は、田中邦彦副院長です。

 
一般講演での座長は、済生会日田病院の整形外科部長 森啓介先生でした。  まず、当院の骨粗鬆症マネージャー看護師の横尾沙智子さんが「当院の骨粗鬆症治療について」講演をしました。 横尾さんは演者として壇上に立つのは初めてではありませんが、ガッチガチに緊張していました。 それでも、当院での骨粗鬆症の治療状況をまとめ、治療継続の困難さを揚げ それが今後の課題だと、上手く伝えられていました。

次は、サンライズ酒井病院、骨粗鬆症センター理学療法士の本郷成市先生「骨折リエゾンサービスの9年を振り返る」です。  サンライズ酒井病院さんには骨粗鬆症センター「ほねの駅」があり、骨粗鬆症マネージャー5名を含む専門チームが骨折リエゾンサービス(FLS)として活動しているそうです。患者さんに対する介入率89%という実績と9年間の活動統計を報告して頂きました。
  
特別講演では、五反田清和院長が座長を務めました。
「脆弱性骨折を考慮した骨粗鬆症療」演者は、川崎病院 院長白濱正博先生です。骨折を防ぐ一次骨折予防と再骨折を防ぐ二次骨折予防や骨折リエゾンサービスという多職種での骨折予防の重要性を感じました。骨粗鬆症を持っている患者さんで骨折をしてしまい手術まで時間を要すると要介護状態に進みやすくなり 早期の手術・リハビリで早めに元の生活に戻すことが重要だとの事でした。
ココで注目される「リエゾンサービス」。講演会にも医師はもちろん薬剤師・看護師・リハビリ・ケアマネ・レントゲン部・検査部の参加がありました。多職種連携の重要性を学ぶ良い講演会となりました。
                             リハビリテーション部 新川 ・ 外来看護師 金子