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9月 リハビリテーション科 症例検討会

2022.10.13

9月も毎月行われている症例検討会を開催しました。
今回は病棟から2題の発表でした。
北平PTが人工膝関節全置換術後の早期可動域運動の取り組みについて発表しました。
人工膝関節は、早期に可動域を獲得しておかないと、拘縮(関節が曲がらない状態)を作ってしまいます。
早期に膝を動かすことの重要性をしっかりと調べて他のスタッフと情報共有しました。
もう1題は、病棟の羽野主任が「脛腓靭帯断裂を伴った不安定脛腓骨折の症例~PEACE&LOVE」というテーマで発表しました。
PEACE&LOVEというのは文字のごとく、(安らぎ)と(愛)という意味で、医療の中では、怪我をした人に対する治療の関わり方の考え方です。今までの、関わり方は、RICE処置:Rest(安静)Icing(冷却)Compression(圧迫)Elavation(挙上)やProtection(保護)やOptimal Loading(最適な負荷)を加えたROLICE処置が一般的でしたが、最近では、急性処置に加えて、その後の対応も含めたPEACE&LOVEという考え方が最新の考え方です。
病院やスポーツ現場では怪我したすぐの対応だけではなく、その後の治療や患者さんとの関わり方、運動負荷なども考えながら対処する能力が必要になってきます。
リハビリテーション科では、毎月症例検討を開催し、患者さんの情報共有を行い、知識・技術の向上に努めています!



リハビリテーション科 新川